開業前に待ち構えていた手続きの山。。。あれ!?あれあれ!?気持ち悪い位トントン拍子に進みました♪
ここ1~2週間、いわゆる「開業準備」を進めています。
私達が目指す農家民宿という業態は、カテゴリーで言うと「簡易宿泊施設」に分類されて、農務事務所、林務環境事務所、保健所、建設事務所、消防本部の5カ所の許可が必要に。
▲農家民宿開業までのフロー図(山梨版)
まじか。。。気が重くなってしまう位の手続きの山💦
とは言え、やらなきゃ文字通り始まらないので、順番にフローをたどっていく事に。
これでも私、建築学科卒なので、まずはざっくり図面を書いてみました。
▲意外にもブログ初登場!!うちです。
第1関門 農務事務所
フムフム、まずは第1関門で客室延べ床面積33㎡以上なりそう。
農務事務所はスルーする事にしました✨
第2関門 保健所
そんな訳でまずやってきた保健所。
前にも書きましたが、開業を予定している物件は元々民宿をやっていたという事もあって、そこまで手を入れなくても良さそうな事が分かりました。
シンクを2層式のものに入れ替えて、棚類を天井まで伸ばす(ホコリ対策みたい)位で良さそう。
保健所の方から、先に他の3事務所で手続きを!という指示をもらったので、順番に問合せ。
第3関門 建築事務所
まずは、建築事務所。
「もしもし、今度農家民宿をやりたいと思っているのですが。。。」
「建物何㎡ですか?」
「大体130㎡位です」
「200㎡以下は申請の必要ないですよ」
「!!!」
思いがけずクリアーです✨こんな小っちゃく民宿やる人いないからでしょうか。。。フロー図にも下限面積載っていません。
第4関門 消防署
▲カッコええ✨
この農家民宿っていうのもそうですが、最近「民泊」「農家民泊」っていう業態も新たにできた事もあって、消防士さんもどの指導をして良いか混乱気味💦
最近、早川町に「OKファーム」という新たな「農家民泊」施設ができた事もあって「民泊じゃなくて民宿です」と説明するのに一苦労でしたw
ちなみに、こちらがOKファームさん。奈良田から30分位下流に位置していて、今年の夏頃オープンした農家民泊施設です。
以前、取材でおうちにお邪魔した事がありますが、外見は伝統的な兜づくりの古民家。中はログハウス調に改装された、「軽井沢の別荘」風のオシャレ感満載のお宅でした。
話がズレてしまいましたが、何でも客室面積50㎡未満だと、一般住宅と同じ扱いになるみたいで特別な規制は無いそうです。普通は非常口だったり、防炎素材で内装を整えたり、何だりと結構大変そう。
ですが、うちは客室面積40㎡にも満たないので、開業前に一度検査に来てもらえば、OKみたい。
こちらもほぼクリア✨
第5関門 林務環境事務所
ここでは、排水関係のチェックをします。我らが物件、古いという事もあり、浄化槽が「合併」ではなく「単独」なのです。(合併は生活排水全般をキレイに、単独はトイレ排水だけキレイに)
町の補助金などもありますが、入れ替え工事で軽く100~200万円(自己負担)位吹っ飛んでしまいます💦
▲早川町には下水道局は無く、浄化槽が一般的。ここで、沈殿させたり、微生物で分解したり。溜まったら業者さんが汲み取りに来てくれます。
事前の電話相談でも「単独じゃ、多分基準を満たすの無理かと。。。」って事だったので、流石に、ちょっと覚悟したのですが。。。
何とここでもクリア✨
スタッフ含め、定員10人以上だと色々基準が発生してくるのですが、うちの想定だとお客さん含めMAX8人(それ以上だと、ちょっと手狭💦)。これだとphだけ基準値に収まれば大丈夫との事。
畑用のうちのph計で早速実験。
色々家事をした状態で計ってみた結果。。。基準クリアです!
てか、phが基準値を上回るってよほどの事をしないとならないんじゃないかと思います。調味料なんかを原液のまま流すみたいな事は注意したいと思いますw
とは言え、何枚もある申請書づくりは結構な時間を要してしまい。昨日やっと第1稿を提出した所。
担当の方は提出前にチェックしてくれる、何ともサービス満点なお姉さんです😊
てな訳で、開業準備も着々と進めてますよ!遊んでるだけじゃないですよ!感を漂わせながら最後にまとめw
建物200㎡未満で、客室面積33㎡~50㎡、定員(スタッフ含む)10人以下で農家民宿をやると開業費削減できるし、手続きめっちゃ楽♪
ぜひ、参考にしてください(参考になる人はいるのだろうか。。。)!