秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

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”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

倉庫建設計画④~丸太の皮むき、継手の巻🌲

前回の記事で、格安で譲ってもらったり、伐採してきた丸太たち。
コイツらを使って、パーゴラづくりを目指していきます✨
 

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そういや、何でパーゴラ?って説明してなかったんですが、
以前、実験に付き合ってもらった学生さん達からの提案で「外で作業するなら日陰欲しい」って話があったのと、晴日さんの「アケビ育てたい」っていうのの合わせ技。
 
計画だとその下にバーベキュースペースがあって、アケビ燃えちゃわない?っていう一抹の不安はあるものの。。。ひとまず、そんな計画で進行してます💦
「ヘチマとか、ひょうたん植えたらー」なんて提案もあったのですが、一先ず食べれるものが良いよね✨
 
さて、こっからが今回のお話。
 丸太ねー、皮つきのまんま使えるとカッコいいなーとチラッと思ってたんですが、それだと思いっきり虫に食われてすぐボロボロになっちゃうそう。
それに加え、どこかで皮外装取り入れたいなーという野望から、丸太の皮むきに取り掛かることに。

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▲運が良ければ大き目な皮が取れます。慎重ーにー
 
伐採したてで直径20cm位の皮は、気持ちい程クルンと剥けます。
一方、譲ってもらったデカ丸太は、一年位乾燥させてあるものなのですが、これでもかっていう位剥けません。伐採したてでも、細めの木も剥きづらい。
何だかんだで3、4日、木の皮と格闘してしまったのでした。
 

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▲皮むけた✨
 
昔の焼き畑で使っていた「あらく小屋」だと、何家族か合同で作業してたとは言え、その家族分の小屋を1日で建てなきゃいけない。。。。私のペースだと完全に戦力外通告です💦
 

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▲あらく小屋。オール皮って。。。初めて見た時は斬新!と感動したものでした。
 
「この木ならすぐ皮むけるぞ!」みたいなのを瞬時に判断して作業してたんでしょうね―。恐るべし、かつての山人!
 
そんな妄想に浸りながらも皮むき完成!
外装に使えそうな皮も多少ゲットできたのでした。
 
 
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▲ちなみに、私が修行していた白根館も随所にサワグルミの皮が意匠に使われています。師匠作!カッコいい✨

次は、継手の作業ー
一か所、梁の長さが足りないんですよね。
そんな時は、丸太同士を繋いで長さを確保するんですが、そのつなぎ目を継手といいます。良くある「釘を使わずに建てたー」とか言われるヤツは、継手を駆使してつくる訳です。
今回は一番基本的で簡単と言われている「腰掛鎌つぎ」を採用しました。
 

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▲形がやらしい。。。というツッコミは鎌継ブログのお決まりの様w
 
詳しい方法なんかは、ググってみてくださいな♪
ただね、他の人のブログなんかを見てるといとも簡単に「できました(*'ω'*)」なんて紹介しているんですが、全然簡単じゃないー😢
 
まずね、いびつな丸太の中心を出して、そこから垂直の線を引いて。。。っていう第一歩がほぼ無理ゲーなのです。
また、引っ張った線通りに切るなんてのも至難の業💦そりゃ、皆、角材使うわー
 
そこで悟ったのです。
丸太において、線なんて大体の目印でしかない。大胆かつ適当に!!!
 
こんなもんっしょ!って線を引いて(一様、差し金使ってます)、チェーンソーでバスバス形を整えて、後は帳尻合わせをノミでトントン。
3回目にしてようやくまともにかみ合う継手になったのでした。
 

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▲やっと合った✨
 
近所の人からは「いつできるのー?」何てよく聞かれるんですが、こんな進み具合なので私も良く分かりません💦
でも、失敗しながらも、試行錯誤しながら作っていくって、楽しいですね!
 
ちょっと良い事風に言うとw
「脱効率主義」「脱成果主義なのかもしれません。
 
世の中、「何事にも期限があって、効率的に成果を出さなきゃいけない」っていうのが大前提にありますね。
私もお勤めしていた時代はそれが当たり前。ただ、「期限」「効率的」「成果」を追求しちゃうと達成感って段々と無くなってしまうんですね。
大きなプロジェクトが完遂されて社内で「打ち上げだー」なんて雰囲気の中でも、次の仕事で頭がいっぱい。「打ち上げ、上手く逃げられないかな。。。」なんていう、ゆとりっ子でしたw
 
今回みたいに、「脱・効率的に成果を出す!」を意識して作業をしていると、皮むき一本、継手一つできただけでもめっちゃ達成感があるし、そこまでの試行錯誤が楽しくなるのです✨
作業を時間・効率・成果から解放してあげる。それがワクワクの第一歩なのかもしれません。