倉庫建設計画⑤~掘っ建て工法でパーゴラをおっ立てる!
丸太の下ごしらえの様子を紹介した前回、いよいよ組み立てに移っていきます!
▲記事にしてませんでしたが、仕上げに金タワシでゴシゴシして、防腐塗料を塗りました
よくあるDIYの工法だと、基礎をコンクリでつくって、その上に丸太をコンクリで固めて。。。みたいな作業が発生してくるのですが、なんかしっくり来ない😓
別に、コンクリが悪い訳じゃないんだけど、一度固めちゃうと簡単にばらせなかったり、修復がしずらかったり。。。
自分の手でコントロールできる状態を保っておきたいなーと思ったのでした。
掘っ建て小屋とは
そんな訳で色々探して見つけたのが「掘っ建て工法」
「掘っ建て小屋」って聞くと、ものすごーく貧祖なイメージがあるのだけれど、ちょっと前までは田舎で主流の小屋の建て方だったみたい。奈良田だとあんまりないですけどね。
「最小限の道具と材料でできて、柱が自立してるから一人でも施工できる」っていう売り文句がお気に入り。
ちなみに、掘っ建て小屋の作り方はこちらの本に紹介されています。
この本、マジで神✨
これまでやってきた、石垣づくり、伐採なんかに加えて、水の引き方、かまどづくり、囲炉裏づくりなんかも掲載されています。この本見ながら数年は遊べるハズ!
田舎で自給自足的なDIYをして遊ぶなら、手元に置きたい一冊です。
穴掘りをなめるべからず!
さてさて、今回の作業に移っていきます。
掘っ建てという位だから、まず掘る作業が発生します。これが、全工程の中で一番しんどかった💦
地面から50cm位掘るのなんて簡単だと思うじゃないですか?
砂場とかならものの10分位かもですが、その辺の地面を掘ると、石があったり根っこがあったりで全くサクサク掘れないのです😢
良く、サスペンスドラマとかで「死体を山に埋める」みたいなシーンがある訳ですが、人一人分の穴掘るって、相当な技術と根性が必要ですw
使う道具もシャベルなんかは必要ありません!
園芸用の小さなスコップ(移植ごてと言います)と、バールと、トンカチ。
前に買ってあった、手回し用のドリルもある程度役に立ちました。
①先ず手回し用のドリルで掘り進める(5センチ位で石などで止まる)。②スコップで丸太が埋まる位に穴を拡張。③邪魔な石とかはバールで掘り出す(どうしても動かない場合は諦めて、穴を他の場所にする)。
①~③を繰返していきます。
穴が深くなってきたら、一番使うのは素手。軍手すぐ穴空くので、2枚重ねで掻きだしましょう。
こんな作業なので、1日2穴が限界ー
気のせいか、上腕筋がたくましくなった気がします✨
炭化させるという防腐処理
▲単管パイプで作業台をつくっておけば、丸太加工なんかも楽ちん♪足場にもなります。最初につくっておけば良かった。。。
そんな訳で掘り終わった穴に丸太を埋めていくのですが、ただ丸太を土に埋めちゃうとすぐに腐ってしまいます。
そこで一工程。丸太の埋まる部分を燃やして炭化させるのです🔥
こうすると、腐食の進行が遅くなるのだそう。
簡単、腐りにくい♪ イスカという受け口加工法
さらに、柱をおっ立てる前に、梁が乗る様に上部も加工していきます。
ホゾで組むのが良くある方法なのですが、前回の腰掛鎌つぎに四苦八苦した後だったので、「ちょっとなー」というテンション😓
さらに、ホゾって水ハケが悪くて腐りやすいとの事だったので、先ほどの本に紹介されていた「イスカ」という加工を採用しました。これなら、簡単快適♪
▲30度位に両側からチェーンソーで切込みを入れる。後はノミでトントンして割れば完成です。
そんな訳で、「組み立てに移っていきます」と宣言しておいてなんですが、今回は組み立ての一歩手前までw
次回、柱をおっ立てる様子をご紹介したいと思います!
掘っ立て小屋をおっ立てる。。。最近のお気に入りフレーズですw