秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

ブログタイトル

”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

畑で採れたてサラダバーの日々

6月になる頃から、お山の奈良田も気温が上がり

畑の野菜がぐんぐん実りはじめました。
 
ご飯の前には畑に行って
サラダバーさながら好きな葉物野菜を選んで摘み取って
ササっと洗ってちぎれば、一品 サラダ完成~。
 
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 毎食夫婦二人でボールいっぱいの生野菜をむしゃむしゃ食べてます。

(他のおかずもむしゃむしゃしてるので痩せませんが🐷)

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▲中でも私のオススメは春菊!(写真右)サラダに春菊とは意外かもだけど、苦みもなくていいアクセント。旦那特性の玉ねぎドレッシングとめちゃくちゃ合う!

 

野菜たちが食卓に上るまで ~栽培の流れ~

今の時期のサラダの内容は、サニーレタス、水菜、ルッコラ、春菊、ラディッシュなど。どれも5月頭に種まきしたものです。

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まだまだ畑初心者の私ですが、石の上にも…の3年目でやっと全体像がつかめてきた感じです。

収穫までの流れをざっくりご紹介します!

(私流の大まかな流れだけなので、実際に畑・家庭菜園される場合は、ちゃんとしたまとめサイトなどを見てください笑) 

 
①作付け計画を立てよう

”高冷地・寒冷地”に該当する奈良田の場合、畑のスタートは4月に入ってから。

なのでそれまでに、まず、畑のどこに何を植えるか考えます。

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▲同じ畑で続けて同じ作物を栽培するのは良くないので畑のローテーションを考えたり、あとは水はけとか、土質とか、日当たりとかの条件も作物によっては考慮できるといいと思います。 

 

「あの野菜で保存食作りたいからたくさん育てよう」とか「相性の良い作物を隣り合わせにしよう」とかあれこれ考えたり、勉強タイムがはじまっちゃったりでなかなか進まんけど、この時間がかなり楽しい♪

 
②種や苗を用意しよう

野菜にもいろんな品種があって、病気に強い(耐病性)とか、収穫までかかる日数が長い短い(早晩性)とか、特性を確認しながら選びます。

私の場合、選び方は単純で①自分で種を採ることができて、翌年以降もその種で栽培し続けられる「固定種」という種類であること。栽培・収穫時期を確認して、なるべく長く楽しめるもの(品種によって「秋だけ種まきできるもの」や、「春も秋も種まきできるもの」があるので)。

あとは種苗屋さんの宣伝文句を見ながら、美味しそうなものを♪

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▲ちなみに去年から「固定種」メインに移行してます。今年は種を買ったけど、いずれは毎年種とりして、種を買わなくて済むのが理想!

 

作付け計画同様、「この品種であの料理作りたいな~」とか妄想が膨らみ、購入まで時間かかりすぎて旦那に叱られるやつです。

③畑の土づくり

畑で一番肝心らしい「土づくり」。作物が育ちやすいよう、堆肥や肥料で土の栄養や状態を整えて、耕して土を柔らかくします。

うちの畑の堆肥は、町内にある養豚場の豚糞をいただいています。

あとは生ごみや雑草、落ち葉を「コンポスト」で分解して肥料にしてます。

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生ごみなどを入れて、上から土を被せる。たまにかき混ぜる。あとは放っておけば、あら簡単、栄養満点の肥料になります!THE・循環♪ゴミが資源になって環境に優しく、肥料代節約にもなって嬉しいこと尽くし。

 

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▲今年の土づくりは、高校の同級生たちが手伝ってくれました。雑草とって石灰撒いてひたすら耕す、骨の折れる仕事を進んでやってくれて心強かった。

 

④種をまこう

畑に直接種をまくものもあれば、ポット(鉢)で大きくなるまで育てる(育苗)ものもあります。(根が傷つきやすく、ポットから畑への移植に向かない野菜もあります。)ポットで育てると、直まきより温度管理がしやすいし省スペースでできます。また、ある程度の大きさに育てられた苗を買ってくることもできます。 

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▲育苗の様子。左はトマトの双葉。右は、キュウリ、ナス、トマトなど育苗中。

レッツトライ 育苗♪

お手軽に苗を買うのもいいけど、種から自分で育てるのもオススメ!発芽から見守ると野菜への愛着は増し増しだし、面白いし、安くたくさん作れます。ただ、春にまく夏野菜などは大抵ビニールハウスとか温床(人工的に熱を加えるもの)とか、室内で育てるとか?(うちは家の中も寒いからできない)それなりの保温対策が必要。私は今年よく調べず、対策はビニールシートを被せただけ。そうする高冷地の奈良田の場合種まきは5月からしかできず、夏野菜が収穫できるのもたぶんお盆くらいになっちゃう。来年は落ち葉とかが腐る発酵熱を利用した”踏み込み温床”に挑戦したい!

 
⑤収穫までのお世話

芽が出たら大きくなるごとに間引き(混み合ってる芽を、強そうな芽を残してちょうどいい間隔になるよう引っこ抜く)したり、乾燥すれば水やりしたり、苗が大きくなったら畑にお引越しさせたり、雑草をとったり、肥料を足したり、作物を支える支柱立てたり、その野菜ごとに必要なことをします。

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▲じゃがいもの花。茎(芋自体)に栄養がいくように、先日摘んだところ(写真左)。さつまいもの畑には、マルチシート(黒いビニール)をかける。雑草対策&保湿などの効果がある(写真真ん中)。キャベツやブロッコリーは、虫に食べられやすいので白い網をかける(写真右)。

 

この項目は書くことありすぎるので、割愛💦(最後、雑~w)

そんなこんなで、うちの畑の葉物ちゃんたちは、1か月ちょっとで収穫できるようになりましたー♪

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いっぱい書いたけど、サニーレタス、水菜、ルッコラ、春菊あたりはそんなに手間かかりません。

 

何より今挙げた野菜、株ごと収穫せずに外側の葉とか脇芽だけをかき採れば、採っても採っても生えてきて、長~く楽しむことができるんです!貧乏性の私にとってほーんとありがたい子たちなんです。

  

畑をはじめて見つける、豊かな暮らし

田舎の暮らしぶりで、最高だなーって思ったことのひとつ!

畑(家の周り)ぐるっと一周したら、夕飯の食材がある程度調達できちゃう。とか

食事の支度をしていて食材が足りなければ畑に行けばいいやー。って感覚なところ。

その、お金をはさまずに、食べ物を得るのが当たり前みたいな感覚は

「食」が生きることに直結しているからか、「生きてる」って実感がすごかった。

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もっと深く(くどくど?)考えると

普段から生活の一部として自分で畑仕事をやっているからこそ、自分が食べる物のために、一体どのくらいの時間やエネルギーが必要なのかとか、どうやって出来ていくのかとか、もともと見えていたつながり(なりたち)が”見える”。

都市の暮らしではそのつながりは分断されていて、あまり見えなかった。

見えなかったものが見えるようになった。ただそれだけのこと。

きっと「当たり前」で「自然なこと」なんだけど、それをちゃんと実感できたのが、とっても心地よく、しっくりきて、幸せだと思ったのでした。

 

(なんとも曖昧な表現しかできなくってもどかしい。もし上手く説明できる方がいたら、どう作文すれば伝わるか教えて欲しいです😢) 

 

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太陽の光や雨水、土、土を良くしてくれる微生物やミミズ。(草取りしていてミミズが出てくると嬉しい!)自然の恩恵を受けて美味しい野菜が育つことも、自然相手なので天候不順などで不作につながることも、実感した「つながり」のひとつ。

 

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▲「虫も食わねえ野菜はうまくねえ」って近所のおじい言ってた。そう、農薬使ってない自家製野菜なら、虫だって食べる。安心安全で、空気と水が綺麗なこの場所で育って、採れ立てだってこと”知ってる”から、よけい美味しく感じる!