秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

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”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

初めての養蜂はあまーく、ちょっぴり切ない味なのでした🐝

ちょっと前の話になります。去年から始めた、養蜂。
今回、初めてハチミツを収穫する事ができました!!!
 
去年は巣が小さくて絞るのを見送ったのですが、今年はたっぷり蜜をためてくれている様子。いやー頑張って育てた甲斐がありました。
 

 

 手順としてはこんな感じ

①最上部のフタにくっついてる巣を針金を通して切る
②上から風を送って、蜂を下層の巣に追いやる
③一番上の段の箱を針金を通して切り取る(蜂は蜜を巣上部に貯めるそう)
④用意しておいた新しい蓋を被せる
⑤切り取った箱から巣を支えていた針金を抜く
⑥箱の中の巣をヘラで切り取る

 

▲ぎっしり詰まった巣と蜜
 
師匠にお出まし頂いて、教わりながらの作業です。
流石、手馴れてらっしゃる!瞬く間に箱が切り取られていきます。
箱から滴るハチミツ!
作業中に手に着いたハチミツをなめると、濃厚な甘みと百花蜜特有の重層的な花の香がします。
 

▲オリジナルのヘラで巣を取り外していきます。
 
師匠は、この作業用にオリジナルの道具を作っています。
持ち手のついた針金
長く持ち手を取り替えたヘラ
バケツに巣箱を置けるようにした台
こういうオリジナルアイテムを作っちゃうのもカッコいい!来年までには自分でも制作したいと思います。
 

 
せっかく貯めた蜜を取られちゃうもんだから蜂も必死の抵抗です。
何でも、働きバチは一生でティースプーン一杯分のハチミツしか食べないそう。それを千杯分位、ある日突然取られちゃうんですもの。
私もコメカミに一撃くらいました。他にも、必死に体当たりしてくる子たち。
この日はちょうど、以前お話した学生さんたちがいて、見学をしていた時。中にはハチ側の気持ちになって「かわいそう」という子もいました。今度、砂糖水あげるから許してね!
 
蜂と人とは古来から共存共栄の関係と言われてきました。
確かに、私だって結構こまめに掃除したり、スムシ駆除したり、ダニ駆除したり、スズメバチから守ったり、エサが少ない時期に砂糖水あげたり、冬に温めてあげたり。。。
大事に育ててきた訳なんですが、蜂にとってはそんな事お構いなしで、単なるはく奪者です。
「全滅しないように守ってあげたんだから、蜜分けて」「共存共栄」は人間側の言い分でしかないです。
 
釣りにしたって、狩猟にしたって直面する問題。「感謝して残さず食べる」とか言っても、「そもそも食べないで!」が魚や鹿の言い分です。
別に動物愛護とかに傾倒している訳でもないですが、その辺をプログラムとして扱うんだから、ちゃんと説明できるように準備しとかないといけないなと思ったのでした。
 
 
初めての養蜂はあまーく、ちょっぴり切ない味なのでした。