秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

ブログタイトル

”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

道草を食う!貧乏で野菜買えない訳じゃなく、そこにもワクワクが詰まっているんです!

みなさん知ってました!?
このどこにでも生い茂る、田舎に?早川に?住んでる人なら一度は目にしたことがあるであろうザ・雑草🍀これ、食べられるんです!!
「クサコアサソ」と(多分)言います。
 
先日、旅館バイトで盛り付けをしている際に、女将が庭からとって来た草。

 

「軸が赤くてかわいいから盛り付けに使って」
「えっ。。。これ、雑草ですよね💦お客さん間違って食べちゃうんじゃ?」
「えー知らないのー??これ食べられるんだよ。」
「!!!」

 
うちの庭、駐車場、石垣からも、至る所に生えているこの雑草、ただただ煩わしいだけで、「食べよう」「かわいい」という発想はありませんでした。
 
実際食べてみると、味はそんなにしないものの、ちょっと粘り気がある不思議な食感。
アカソサラダとかは食べたくはないですがw、何かに使えるんじゃないか!?と一様食べられることだけはメモ。
 
「民宿をやろう」と思い立ってからというもの、常に「食べられるもの無いかな?」という目線で周囲を見るようになりました。
奈良田で食べられてきたもの、山菜本で調べたもの、ネットで他の人が食べてるもの。思った以上に食べられる草って多いものです。
世の中的には、山菜シーズン、きのこシーズンって切り取られて扱われる事が多いですが、これいわゆる「フィーバータイム」のようなもので、年間通して食べられる草はあるのです。最近だと。。。

▲イタドリ。これもどこにでもある雑草ですね。皮をはいで食べます。これを絞ったジュースで作ったイタドリゼリーなんてのを商品にしているところも。

カンゾウの花。奈良田では「ピュッピュ」と呼びます。春は山菜として、この時期は花を、秋には根っこが食べられる優れもの。

オニユリ。こってりした匂いが特徴のコイツ、秋には根っこが食べられる(しかも旨い)らしい。花が散っても分かるように、今からマーキング。
 
 
これ別に、野菜を買えない程貧乏という訳でも(実際貧乏なのは間違いないですが)、民宿の経費をなるべく浮かそうという訳でもありませんw
「食べられる」というちょっとしたご褒美感をまとった新しい発見にワクワクしているのです。なので、食べられない物、キレイな花とかにワクワクするのは、まだ私にはレベルが高すぎます。
でもこれも、使う理由、使う場を整えられるか?という前々回のお話と一緒で、「客室に飾る花無いかな」っていう目線で周囲を探し続けて早ウン十年の女将さんなんかは、ものすごい量の奈良田に咲く花を知っています。
 
そうして、周囲の草花に価値を感じながら過ごしていると、段々と周囲の見え方が変わってきます。
それまでは単なる「一面、草」だった光景が、目にフィルターがかかったかの様に、食べられる草が「浮き上がって見えてくる」んですねー。そして誰も羨ましがらないと知ってはいますが「ちょっと自慢気」になるのです。
 
以前「山を覗けば宝の山」と表現した人がいましたが、こういった見え方の変化を極めていった先にある感覚なんでしょうね。