秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

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”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

「昔ながらの集落」は台風が来てもへっちゃら💪「ここに住む」って決めた人、マジすげー✨

今回の台風6号早川町では大きな被害もなかったようで何よりです。
これだけ山奥に住んでいると、台風って結構冷や冷やします。
 

▲奈良田前の川は思ったより濁流。。。久々に奥に釣り行けるかなと思ったけど甘かった😢
 
 
東京に住んでいた頃は「ん、電車遅れるかな!?」位であまり気にかけていなかったものですが、こっちでは結構な大ごとになる事もしばしばです。
 

 

▲沢からの「押し出し」。上流に溜まった土砂が、沢の水量が増えたことによってその名の通り押し出されます。

 

▲一撃必殺の「土砂崩れ」💥この時は、職場があった集落から出られなくなって、知り合いのおうちでご飯を食べさせてもらいながら食いつないだのでした。 

 

 ▲引っ越して来てすぐに思いっきり土砂崩れした箇所。トンネルが空くまでの約3か月通れず、家に帰るのに山脈を大回りして3時間半かかりました。。。

 

こんな感じで、結構なダメージを受けてきました💦
目の前で大規模な押し出しが始まる瞬間に出くわした事もありますが、モリモリモリって結構なスピードで土砂の堆積が始まります。あれの直撃を食らったら。。。(((;゚Д゚)))
 
そんなこんなで台風怖い山奥なのですが、不思議と「昔ながらの集落」って被害にあわないのです。
奈良田の場合だと、集落の半分以上が「急傾斜地崩壊警戒区域」に指定されていますが、そこまで気にしていません(気にしなきゃいけない?ごめんなさい!)。
それより「地区指定避難所」に指定されている別集落の公民館まで行く方が怖い💦
 

▲3000m級の急な山々に囲まれた奈良田集落。そりゃ、指定もされるわ!

 
 
大抵はやられるのは道路です。
今奈良田まで伸びるメインストリートは、近代になってから林業だったり、ダム開発のために開通させた道です。土木系の知識なんて無い素人な私が見ても、切り立った崖の間を縫うようにつくられた「無理をして通した道」に見えちゃいます💦
このメインストリート開通前は、徒歩を想定した山道が基本でした。道に被害があっても山中を迂回すれば済んだのでしょうが、自動車社会だとそうはいきません。
 
建物への被害もゼロではありませんでした。
話を聞いたレベルではありますが、集落にもう建物を建てるスペースが無い等の理由で、集落の外れに建てた家や公共施設なんかは結構被害にあってきたようです。
最近でも、元々田んぼだった所に新たに造成した団地は被害が出る事も。でも、やはり昔ながらの集落全体とか中心部が被害にあった事は無さそうです。
 
これ、完全に私的仮説で、外れたらごめんなさいの域の話なんですが、「昔ながら集落は災害に強い!」と思っています✨
そうなってくると、最初に住み始めた人が「よしここに住もう!」「ここなら安全だろう!」と判断する材料ってどんなものだったのか、ものすごーく気になるのです🤨
 
奈良田なんて人が住みだしたのは何百年も昔の話でしょうけど、技術らしい技術が無い時代(伝説だと奈良時代にはもう集落があったそう)。
山を知り尽くして、川を知り尽くして、天候なんかも知り尽くして「よしここだ!」と決めたのでしょうか。
はたまた、何度も被害を受けて、ちょっとずつ修正していって今の集落にたどり着いたのでしょうか。それともただ運が良かっただけ?
 
今となっては知る由も無いのですが、もし仮に「新しい集落をつくろう!」ってなった場合、何を身につけておけば良いのやら。。。
そもそも、そんな日が来るかは謎ではありますが、とりあえず「山や川を見る目」を養っていった先にそれがあると信じてみる事にします✨