秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

ブログタイトル

”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

春の風物詩!カエル採り🐸

3月末位の話になります。
奈良田では、春の風物詩、カエルラッシュの到来です🐸山から湖めがけて産卵のための大移動。道路にも所せましと出てくるものだから、踏まないように車を走らせるのも一苦労です💦
 

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このカエル、実は食べられるんですよw
はい。ここで鳥肌立ったーって人はそっとブログを閉じましょうww 

 

 このカエル、30年位前までは、定番の「子どものおやつ」だったそう。この時期になると、子ども達はバケツ片手に夜な夜な繰り出してカエル採りに勤しんだみたいです。

好きな人は、ゴミ捨て場なんかにあるような大きなポリバケツいっぱい採ったそうな。。。どんだけやねんw

 

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最近でも奈良田の人は口をそろえて「カエル旨かったなー」と言います。師匠なんかは「民宿の目玉料理になるんじゃない?」と豪語するほどw
それは食べてみないと!という事で、カエル採りに挑戦です💪
 
採り方はいたって簡単♪
カエル君の前にバケツをセット。お尻をちょんちょんと棒で突っつくと自分から入ってくれます。
 
そんでもって捌き方ですが、

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①頭を落とします
②手足の先を落とします
③皮を剥ぎます。切り落とした頭の所から指を入れるとクルンとむけます。
④内臓を出したら、いっちょ上がり♪
※頭の付け根から黄色い毒液を出す事があります。目に入ると失明の恐れもありますので、そこだけ要注意⚠
 
最初は抵抗あったものの、2匹3匹と捌いていると、魚捌くのとそう変わらなくなってくるのです。
教えてくれた師匠その2なんかは、童心に帰ったかのように、それはそれは楽しそに捌いてましたよ。頭落とす度に「死刑!死刑!」ってw

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▲山人アイテム✨オノオレカンバのまな板!その名の通り斧が折れちゃう位硬い木で、ナタで肉を捌いたりする際の必須アイテムです。
 
さてそのお味。
皆さん、カエルって食べた事あります?私は以前東京の居酒屋なんかで何度か食べた事がありました。焼き鳥のレパートリーの一種にたまに見かけます。
 
良く「ササミみたい」と評されるそのお味ですが、それに一味「山感」を足した感じ(分かりにくいw)。プリっとしてて、しっかり素材の味があって、ササミなんかよりも全然旨い♪ただ、食べる所がほとんど無いのがタマにキズです。
 

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▲整列するとちょっと面白い🐸それだけww
 
ちなみに、居酒屋で出てくるのは食用に養殖されたウシガエル。今回捌いてるのはヒキガエルになります。やはり天然ものは一味違うのです♪
 
焼いたり、ゆでたり、トマト煮にしたりと色々と味付けを試してみましたが、んーシンプルに焼くのが良いかな。

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このカエル料理。
ジャンル的にはゲテモノ料理に分類されると思います。
最近だと、昆虫食なんかが密かなブームだったりするのですが、愛好家的には「目新しい体験」「一種のエンターテイメント」「これ食べられるんだ!という発見」が魅力だそう。
 
うちのワクワクのカテゴリー的に言うと非日常体験ですね。食材としてもそこそこ旨いのだけれども、わざわざ労力をかけてまで食べたいかは微妙な所(取れ高少ないし)。
ただ、採る体験含めてエンターテイメントとして捉えるなら、アリだと思います!これまで、作戦会議やってきた中で、「カエルとりやりたーい!」なんて人もいましたし。
 
カエル料理の宿は…ですが、カエル採りができる宿ならアリという事でw