秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

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”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

奈良田ってかつては忍者の里だったのです(多分)🐱‍👤

奈良田には、町指定書跡として定められている古文書があります。
戦国時代に山梨を支配していた武田信玄からの書状で、山梨の中で唯一、奈良田だけ年貢を納めるのを免除されていたとするものです。奈良田スーパー好待遇🎵

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▲天文19年庚戌6月2日 武田晴信印判状(写真:早川町役場

 

てな訳で、武田信玄にとって奈良田ってどういう存在だったの?って考えて遊んでみたいと思います(歴史的には何も言えません、あくまで遊びです!)。

 

「奈良田貧しくて、年貢納めるの無理だった説」

「湯治場説」
「塩納めていた説」
「奈良田、忍者の里だったんじゃないか説」
 
などなど、色々な説があるものの、全くもって不明です。
 
いやー、戦国ロマンですねー✨✨私、マニアとまではいかないまでも、戦国時代って大好きなのです!大河ドラマに、小説・漫画・歴史書信長の野望もしこたまプレイしました。お城なんか行った日には、どう攻めるか、どう守るかシュミレーションしながら何時間でも楽しむ事ができますw
 
そんな訳で、それぞれの説を考えてみましょう!
 

年貢納めるの無理だった説

お米だけだったら、そうなんですけどね(それでも納めろーって言いそう)。奈良田の場合「諸役免除」(全ての税金免除)もあるので考えにくい。その頃は色々な種類の税金があって、戦や土木作業に参加した場合は「住民税みたいなもの免除」っていう話は山梨県内でも結構あります。他にも、伝令の仕事だったり、輸送の仕事をやってね!っていう税(労働)も免除。。。んーちょっと無理ある!?
 

湯治場説、塩納めていた説

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▲江戸時代の地図。塩ノ池が登場しています!(写真:白根館
 
奈良田って、塩ノ池っていう池から塩が取れたのです。昭和の始め位までは製塩所もあったみたい。今沸いてる温泉もしょっぱいので、温泉の類かな!?と思っています。でも、塩納めていたらその書類も合わせて出て来そうだし、湯治についても記録残ってそうな物です。ちなみに、お隣西山温泉は「信玄の隠し湯」と言われていて、記録も残っています。
 

忍者の里だった説

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▲黒装束は夜間の潜入捜査で着た位みたい。日中だと逆に目立ちそうw(写真:pixabay
 
忍者って言うと、手裏剣投げたり、火吹いたりっていうイメージ強いですがそんな人って稀で、どっちかと言うと「スパイ」です。そうなると、山中で活動したり、木工製品の行商したり、奈良田だけの「奈良田弁」で会話したりっていう奈良田の人はスパイには持ってこいと言っている作家さんも。
他にも、昭和30年頃に各家から刀や短刀が見つかったり(中には仕込み杖も)、山に行くとトリカブトがあったり(忍者の里は毒草がある所にできるそう)、忍者の里だった説を匂わせる話がいくつも。
さらに、古文書が発行された天文19年(1550年)って、武田信玄が長野で大負けして忍者集団を再編していた頃なので、時期的にも調度合います。元々70人だった忍者を、百姓なんかをスカウトして200人に増強したそう。ますます怪しい。。。
 

優秀な支援部隊だった説

武田軍団と言えば「騎馬軍団」が有名ですが、ドラマとかで見るものとは大分様子が違うみたい。昔の馬ってポニー位の大きさだし、大規模な騎馬隊って無かったみたいだし、敵に近づいたら下りて戦うのが主流だったみたいです。
 

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▲武田の騎馬軍団を、織田が鉄砲で倒したと言われる「長篠の合戦図」。馬ちっちゃいし、乗ってる人少なっ。
 
では武田信玄は何で強かったか?って言うと、私は多種多様な支援部隊の存在説を信じています。金山を掘る工夫が従軍して、穴掘って城壊したり、陣地制作要員としての木こりや大工連れて行ったり、食料調達要員としての猟師なんかも連れて行ったそう。山の多い山梨だから揃えられた、多様な支援部隊が武田信玄の強さだったのでは?との事。そうやって見ていくと、木工に長けている奈良田の人が戦場で重宝されたっていうのも想像できちゃいます。
 
 
んー特に根拠はないですが、忍者説に一票!(その方がカッコいいから)
 
 
何にしろ、山人技術が戦国時代にも重宝されていたって言うのは、ちょっぴり感慨深いのです。さぁさ、山人修行も頑張っていきますよーニンニン🐱‍👤🐱‍👤