秘境ワクワクlab. | 自給自足×秘境の文化で「ワクワク」をデザインする

日々の田舎暮らし、山人文化修行、起業までの様子をブログで実況中継!lab.に参加して民宿づくりにも関われます!

ブログタイトル

”自給自足はワクワクが詰まった遊び”

秘境の文化を手掛かりに

ワクワクできる場をつくりたい。

もっとワクワクする人生に切り替えよう。

「自分の生活を自分でコントロールできる」ってワクワクなのです!しかも、社会の役にも立つ!

一週間が経つのはあっと言う間です。lab.の日がやってきました!
 
くどいようですが、lab.では手始めに、これから始める民宿でお客さんにどんな価値(ワクワク)を提供していくかを検証しています。
これが固まれば、その後は、どういった方針でワクワクを提供していくか(戦略)や、その方針を実現するための具体的な実施内容(戦術)に落とし込んでいく作業に移ります。
 

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これまでは、概念的な部分が多かったのですが、戦略づくりのくだりからは楽しくなりそう、と言うか起業感が出てくるので、lab.の告知・拡大なんかにも力を入れていこうと思っています。イベント的に「みんながワクワクできる場をつくる戦略会議」なんかしても楽しそうかな、なんて事も計画中です✨

 
さてさて、今回は脱バーチャル、ソーシャルグッドのお話。

 

前回もお話した通り、大枠の自己肯定は「自分の人生最高!」になることなので、この2つがどう関係するかお話していきたいと思います。まずは、簡単なソーシャルグッドから。
 

ソーシャルグッド

この意味は言葉の通り、「社会に良い事」の意味。ちょっと前までは、企業がボランティアとかして社会貢献!なんてのが一般的でした。それが、近年では社会貢献をサービス自体に組み込んでいくのが主流になってきているそう。「利益の一部が○○に寄付されます」みたいな歌い文句見たことあると思います。
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▲社会貢献的な消費に好意的(画像:時事ドットコム

企業側からすると、社会貢献的な消費(エシカル消費。聞いた事ある!?)だと、普通の消費よりも関心を持たれやすいというメリットがあります。欧米なんかだともっと関心が高くて、ソーシャルグッドではない商品ってあまり使ってもらえないそう。
 
「自分がやった事が、社会とか何かの役に立つ」と思うと、ちょっと嬉しいですよね。うちの場合だと、「地方創生」「集落文化の継承」「ロハス」とかが言えそうです。
 
 

脱バーチャル

AR、VRなど生活をどんどんバーチャル化させる技術が増えてきています。それだけではありません。「都市」というもの自体が、普段目に見えない色々なものに支えられてできています。震災なんかがあると「いざという時に都会は弱い」みたいな話になる訳ですが、要は自分の生活や生き方を他人にコントロールされてる状態にあるのです。
別にそれを批判をするつもりはないのですが、「自分の生活をコントロール」するって楽しいし、「生きてる!」って実感できるんだと思います。
 
自分で作った野菜や、自分でとって来た肉や魚でご飯をつくる。
 
道具を手作りしてみる。
 
機械類なんかも、自分で修理、仕組みを理解してみる。
 
生業も自分でつくれちゃえば、さらに楽しい!(詳しくは、次回「自己実現」の回で)
 

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(写真:pakutaso

 

そういうの一部の人が楽しんでるのは知っていたものの、何が楽しいの?ってなかなか理解できませんでした。でも、色々調べてるうちに、自分の身の回りのものを自分でコントロールして楽しんでいるんじゃないかな!?という答えに行きついたのです。
私は、「山人」をその象徴として位置付けたいのです。自分の生活を自分でコントロールして自由に楽しむ人々みたいなイメージです。
 
 
ここで、ちょっと将来のお話。
AIやロボット、3Dプリンターなんかが発展して、データ処理屋さんから始まり、肉体労働、知的労働と段々と仕事自体が少なくなっていくと言われています。「仕事無いと生活できない😢」というのもちょっと違くて、製品コスト自体が極端に下がり、衣食住は無料に近づくなんて言っている人も。
そんな世の中が本当に来ちゃったら、人間の価値は?ってなります。「心技体」なんて言葉がありますが、「思考」を加えた4つを人間の構成要素って考えてみます。
 
<技術が進歩した、近未来の都市型住民>
心・・・つくられた感動のみを受け入れる。感性が均一になっていく。
技・・・一部の人を除いて、サービスや先進技術に取って代わられる。
体・・・労力は必要なくなる。健康に気を使って体を鍛える位!?
思考・・・情報量の増加に対応して極端に鍛えられる。でも、恐らく天才と呼ばれる人もAIにはかなわない。

 

一方、山人は自然との対峙しないと暮らせない(楽しめない)ので、嫌がおうでも、心技体思考が強化されます。

 
<山人>
心・・・自然との対峙の中で偶発的で多様な感動を知る。
技・・・多くのサービス・ツールは使いながらも、自然との対峙で多様な技、知恵が必要とされる。
体・・・自然との対峙の中で、身体能力が必要とされる。
思考・・・「山人文化」でどう楽しめるか、どう活用できるか考える。

※山人は将来、山人文化を活用して自身の楽しみだったり、経済圏を自給する設定です。詳しくは、次回の「自己実現」の回で。

 
 
lab.っ子からも、この前「話が壮大ですね。。。」と若干苦笑いされてしまいましたが。。。でも、まだまだなのです。奈良田が、山人文化が皆にとって価値のあるモノにしていかないといけないのです。
 
だって、地方創生だの何だの言って、国や専門家が束になってかかっても、「田舎の集落が生き残れる」ましてや「集落の文化を継承しながら生き残れる」っていう、明るい将来像が描ける所って見たこと無いんですもん(私もこれまでは束の一員でした。反省)。
 
これ恐らく、生き残る(生かしておかないといけない)理由が欠如していたり、曖昧なままだったり、独りよがりになってるから。
そのためにも、民宿づくりの先にある将来の奈良田集落が、皆にとって最高にワクワクできる場所、無くしちゃいけない場所にしていかないといけないのです。
 
と、ソーシャルグッド感を漂わせながら、本日は締めたいと思います。