奈良田のハチミツは超高級品🐝でも、初めてのハチミツなので皆にお裾分けしたのでした。
先日収穫した蜂蜜のその後のお話。
収穫後は巣から蜜を絞る作業を行います。専用の機械もあるみたいですが、巣もまだ少ないので手作業です。
この作業は学生さん達もいた頃なので、みんなにも手伝ってもらいながら行いました。
潰すとグチュグチュとあふれ出て来る蜂蜜。この触感、悪くはありません(何かに似ているような、何だっけ?)。ちなみに、網は玉ねぎのネットを再利用。これで巣が蜂蜜に混ざらないようにします。
とは言え、細かいゴミは入ってしまうので、布巾でこします。この作業がものすごーく時間がかかる。。。色々試行錯誤してみましたが、今の所このやり方が早そうです。多分、何か良い方法がある!来年はもうちょい考えてみたいと思います。
後はビンに詰めれば。。。初めてのハチミツ完成です✨✨
ちゃんとお話してなかったので、奈良田のハチミツについてもちゃんとご紹介しておきます。
奈良田では、日本固有のニホンミツバチを皆が飼っています。蜂っ子はその辺の花から蜜を集めて来る(特定の花ではない)ので、その蜂蜜は百花蜜と呼ばれています。
【ニホンミツバチの百花蜜の特徴】・蜂っ子が羽根でパタパタあおぐから、水分が蒸発して濃縮。・年に何回も採蜜する西洋ミツバチとは違って、年1回なので熟成される。・標高が高い程良いとされる(高山植物が混じるから?)。
ニホンミツバチ自体希少なんですが、濃厚な甘さと、複雑な花の香、さらに標高が高い奈良田で採れた蜜は超高級品!
お値段気になりますねー🤑
何と、15円/mlになります!!明確な決めは無いようですが、奈良田内で決まってる暗黙のお値段。
これが、あっという間に売り切れてしまうのです!
一箱で大体5ℓ位とれる計算で、約7万円。それが、多い人だと何十箱。。。
将来的には、副収入にできるように(こっちが本業になったりしてw)少しずつ増やしていけたらなーと思います。
とは言え、今回は初蜂蜜という事もあり、集落のみんなにおすそ分け。後は学生さんのお土産や、東京の家族やお世話になってる方にも。そんな訳で今回はほとんど配る用にしてしまいました。
後、巣から採れるのは、蜜だけではありません。絞った巣を煮出して「蜜蝋」がとれます。最近奈良田では、オリーブオイル何かを混ぜて「みつろうバーム」として商品にするのが流行り。
手が空いたら、私も何かつくってみたいと思います!
▲煮出して冷ますと上に層になって固まります。これを何回かやったり濾したりして精練。
来年はあま-い蜜がもっと取れるように、春の分蜂、そしてその前の冬越し。大事に大事に育てていきたいと思います。